社員が
会社のため
社員全体のため
思ったことを言えない
風通しの悪い会社は
社長一人(いちにん)の
責任である

● 衆知を集めて事を決するということと、多数決によって、事を決するということは、全く異なる。

● 衆知を集めて事を決するということは、まず経営者が自分の結論を出したうえで、衆知を集め、その過程の中から最終的に、より良い結論を、経営者が責任を持って、決断し、周知徹底し、その結論を繰り返し訴え続けること。

● その結論は、経営者の責任であり、それゆえに、事の成否もまた、経営者の責任である。

● 経営者が事を決するに、責任をもつのが、衆知によって、事を決するということである。

● 多数決によって、事を決するということは、経営者は、そこに、経営者としての責任を感じない。みんなが、社員の多くが決めたのだから、ということで、経営者は、事が失敗しても、責任をとる感覚がない。

● 多数決、必ずしも、成功への道ではない。経営者が、衆知を集め、絶対的責任をもって、事を決するとき、限りなく成功への道を歩むことが出来るだろう。

● 個人と全体が調和のとれた状態が、松下幸之助さんの言う「共同生活」ということである。個人が全体の犠牲になるのも好ましいことではないが、全体が個人の犠牲になるのも好ましいことではない。

● すなわち、国民が国家の犠牲になるのも好ましいことではないが、国家が国民の犠牲になるのも好ましいことではない。同様に、社員が会社の犠牲になるのも好ましいことではないが、会社が社員の犠牲になるのも好ましいことではない、ということであろう。

● 「滅私奉公」という言葉を、松下さんは、あまり好きではなかった。自分を犠牲にして、社会のために尽くすという考えより、自分も生き、社会のためにも尽くす、いわば、「活私奉公」と考えるべきと言っていた。

● 確かに、その道を探す努力をすることは、かなり難しいと言えるが、しかし、その努力をすることのほうが、はるかに貴いし、賢明と言えるのではあるまいか。

● 社員が、会社のために、社員全員のために、思ったことを、どんどん言えないような会社は、やがて崩壊するだろう。

● そのような会社は、いわば、「風通しの悪い会社」。そういうことが自由闊達に言える会社が、「風通しの良い会社」と言える。

● お互いに思ったことを自由に言える、風通しの良い会社にする責任は、社長一人の責任である。

● 社長が、和顔愛語、社員と接し、社員の話に積極的に耳を傾けること。それだけで、「風」は変わるだろう。

● 上記は、昨夕、『京都松翁会』(於 京都商工会議所)で、講じたことの、いくつか。
その他のことは、以下、世話役の永岡和子氏のメモをお読み頂きたい。

*衆知を集める
 周りの方の意見を聞く
 周りの方から人生の落とし穴を教えてもらう
*経営者、上司の役割は
 いかに部下に気分よく仕事をさせるか
*理3情7の原則
 理屈だけでは人は動かない
 人間的魅力、人情が大切
*働き方改革よりも、
 指導者の意識改革が大切
*滅私奉公よりも活私奉公
*人間大事な心
 人間は偉大な存在 他

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